Trichoderma spp.
トリコデルマ
Trichoderma spp. — 多機能生物防除真菌
トリコデルマ属(Trichoderma)は子嚢菌門・マツノホウダイ目に属する真菌で、様々な土壌や植物残体に広く分布しています。最も重要な生物防除微生物の一つとして、農業・園芸・林業分野で広く応用されています。
作用機構
1
競争的排除
トリコデルマは急速に生育し、根圏や葉面のエコロジカルニッチを占拠し、病原菌と栄養・空間を競合。
2
重寄生
病原真菌の菌糸を認識し、巻き付いて貫通し、細胞壁分解酵素で溶解。
3
誘導耐性
植物自身の防御システム(ISR)を活性化し、多種病害への抵抗能力を強化。
4
生育促進
オーキシン、ジベレリン等の植物ホルモン、サイドロフォア、リン酸酵素を分泌し、根系発達を促進。
製品仕様
菌株T. harzianum / T. viride
有効活菌数≥ 2×10⁸ CFU/g
剤型湿性粉剤 / 粒剤
保存条件冷暗乾燥、0-25°C
賞味期限24ヶ月
使用方法
1
種子被覆:種子と1:100の比率で混合し、均一に被覆
2
土壌施用:1反(約667㎡)あたり500g-1kg、細土または有機肥料と混ぜて散布
3
根灌:500-800倍希釈、1株あたり200-500ml
4
葉面散布:800-1000倍希釈、発病初期に均一に噴霧
防除対象
立枯病、猝倒病、根腐病、灰色かび病、うどんこ病、炭疽病、シロシシ菌病、青枯病等